Webアプリのセキュリティ強化支援

Webアプリの脆弱性対策からインフラのセキュリティ強化まで、包括的なセキュリティ支援を提供。OWASP Top 10対策、JWT認証の最適化、APIのアクセス制御、依存パッケージの監査、セキュアコーディングの標準化など、実践的なアプローチで開発現場の安全性を向上させます。

2023/08/14に公開

こんなお悩みはありませんか?

  • ✅ 「Webアプリの脆弱性が心配だけど、どこから手をつければいいかわからない…」
  • ✅ 「認証・認可の実装が不安。本当に安全なのか?」
  • ✅ 「API のアクセス制御を強化したいけど、開発スピードを落としたくない…」
  • ✅ 「セキュリティテストを導入したいが、開発チームの負担にならないか心配」
  • ✅ 「開発者のセキュリティ意識を向上させたいが、効果的な研修ができない」

もし、こんな課題を抱えていましたら、「開発のスピードを落とさず、セキュリティを強化する」ための具体的な施策を提供します。

API のアクセス制御強化

APIの不正アクセスを防ぐため、適切な認可設計(RBAC / ABAC)を導入します。
GraphQLやREST APIに対するアクセス制御の仕組みを構築し、権限の誤設定による情報漏洩を防ぎます。

具体的な支援内容

  • Role-Based Access Control (RBAC) の導入(管理者・一般ユーザーの区分)
  • Attribute-Based Access Control (ABAC) の適用
  • GraphQL の リゾルバレベルでの認可チェック の実装(graphql-shield)
  • REST API のスコープ制限(OAuth 2.0 の適用)
  • API Gateway の導入(AWS API Gateway / Kong)
  • ユーザーごとのデータアクセス制限(Multi-Tenancy 設計)
  • GraphQL の introspection を制限(本番環境では無効化)
  • 過剰なデータ取得を防ぐための Rate Limiting の導入
  • OpenAPI / GraphQL スキーマの適切なバージョン管理
  • API ログの監視(Datadog / New Relic を利用)

メリット

  • 不正な API アクセスを防ぎ、機密データの漏洩を防止
  • API のリクエスト数を最適化し、サーバー負荷を削減
  • 開発者の意図しないデータ漏洩のリスクを最小化

ビジネスインパクト

  • API の不正アクセスを 99% 防止
  • Rate Limiting 導入によりサーバー負荷を 最大 40% 削減

依存パッケージのセキュリティ監査

外部ライブラリやフレームワークの脆弱性をリアルタイムで検出し、適切にアップデートする仕組みを構築します。
SnykやDependabotを活用し、脆弱な依存関係の管理を自動化します。

具体的な支援内容

  • Snyk / Dependabot の自動スキャン導入(定期的な脆弱性チェック)
  • 既存のパッケージに含まれる脆弱性の洗い出しとアップデート提案
  • 影響範囲を考慮したパッケージ更新の自動化(CI/CD に統合)
  • 使用中のライブラリの適切なバージョン管理戦略の策定
  • 重大な脆弱性を含むパッケージのアラート通知設定(Slack / Teams 連携)
  • npm audit / yarn audit / pnpm audit の活用とレポート作成
  • パッケージの不要な依存関係を削減し、攻撃リスクを低減
  • OSS ライセンスの適切な管理(ライセンス違反のチェック)
  • 既存のプロジェクトで利用しているライブラリの EOL(End of Life)チェック
  • 新規導入するパッケージのセキュリティ評価基準を策定

メリット

  • 依存パッケージ経由のセキュリティリスクを早期に検知・対応可能
  • 自動化により開発者の負担を軽減しつつ、継続的にセキュリティ強化
  • 不要な依存関係を整理することで、ビルド時間やアプリの軽量化を実現

ビジネスインパクト

  • 既存の脆弱性を含むパッケージの検出率 99%(Dependabot 活用時)

環境変数管理の最適化

APIキーやデータベースの認証情報などの機密情報を、安全に管理する仕組みを構築します。
dotenvやAWS Secrets Managerを活用し、環境変数の漏洩リスクを最小限に抑えます。

具体的な支援内容

  • .env ファイルの適切な管理(リポジトリへの誤公開を防止)
  • AWS Secrets Manager / HashiCorp Vault の活用による機密情報管理
  • 環境変数の暗号化(AES-256 / KMS)
  • CI/CD パイプライン内での環境変数の安全な取り扱い
  • 認証情報のローテーション(自動更新の仕組み導入)
  • dotenv-safe を利用した環境変数の必須チェック
  • 開発・ステージング・本番環境ごとの適切な分離
  • GitHub Actions / GitLab CI における Secret 設定の最適化
  • env のアクセス権管理(最小権限の原則)
  • 環境変数の変更履歴管理(監査ログの導入)
  • ソースコードの機密情報漏えい対策(Secret scanning / Git hooks の活用)

メリット

  • 環境変数の誤管理による情報漏洩リスクを低減
  • 環境設定の一元管理により、開発の利便性を向上
  • セキュリティのベストプラクティスを確立

ビジネスインパクト

  • 設定ミスによる障害発生率を 80% 低減
  • 開発環境のセットアップ時間を 50% 短縮

インフラレベルのセキュリティ強化

Webアプリケーションファイアウォール(WAF)やネットワークファイアウォールを活用し、攻撃をブロックします。
DDoS対策やボット対策を含めたセキュリティポリシーを設計し、サーバーの安全性を向上させます。

具体的な支援内容

  • Web Application Firewall(WAF)の導入と適切なルール設定
  • Firewall(Cloudflare, AWS WAF, Azure WAF)を活用した DDoS 攻撃対策
  • ボットトラフィックのフィルタリング(reCAPTCHA / Cloudflare Turnstile)
  • IP アドレス制限(管理画面や管理 API へのアクセス制限)
  • VPC(仮想ネットワーク)の適切な設計とサブネット分離
  • AWS Shield / Cloud Armor などの DDoS 対策ソリューションの導入
  • ログ監視(SIEM ツールの活用)と不正アクセス検知の自動化
  • TLS / SSL 証明書の適切な管理(Let's Encrypt の更新自動化)
  • Fail2Ban を利用した SSH アクセスの保護
  • クラウド環境での IAM ポリシーの最適化(最小権限の原則)

メリット

  • 外部攻撃からシステムを保護し、可用性を確保
  • 企業データや顧客情報の漏洩リスクを最小化
  • 不正アクセスや DDoS 攻撃によるシステムダウンを防止

ビジネスインパクト

  • DDoS 攻撃によるダウンタイムを 95% 削減
  • WAF による悪意あるリクエストブロック率 98%以上
  • 不正アクセスの試行回数を 90%以上 低減

適切なオリジン制限

CORS(Cross-Origin Resource Sharing)の適切な設定を行い、不要なドメインからのアクセスを防ぎます。
安全なオリジン制御を行うことで、APIやWebアプリのデータを外部の不正なリクエストから保護します。

具体的な支援内容

  • 不必要な *(ワイルドカード)を排除し、特定オリジンのみ許可
  • OPTIONS リクエストの適切な処理と preflight の最適化
  • 認証情報を伴うリクエストの適切な設定(credentials: include の適用)
  • Access-Control-Allow-Methods の最小化(必要な HTTP メソッドのみ許可)
  • API Gateway / Nginx を利用した CORS 設定の一元管理
  • フロントエンドとバックエンド間の通信ルールを標準化
  • 本番環境と開発環境で異なる CORS 設定を適用(環境ごとの制御)
  • Referrer-Policy ヘッダーの適切な設定
  • クライアントサイドでの適切な CORS エラーハンドリングの実装
  • セキュリティテストツールで CORS の誤設定をチェック(ZAP / Burp Suite)

メリット

  • CORS 設定ミスによるデータ漏洩や XSS のリスクを低減
  • 過剰な API アクセスを防ぎ、不要なトラフィックを削減
  • CORS エラーによる開発者のトラブルシューティング時間を短縮

ビジネスインパクト

  • CORS 設定ミスによる脆弱性発生率を 90% 以上削減
  • API の不正リクエスト数を 30% 削減

セキュアコーディングのガイドライン策定

開発者全員がセキュリティを意識したコードを書けるように、セキュアコーディングのガイドラインを策定します。
コードレビューの標準化やチェックリストの提供により、脆弱性のないコードを効率的に開発できる環境を整えます。

具体的な支援内容

  • セキュリティコーディング規約の作成(ESLint ルールの整備)
  • PR レビュー時の自動チェック(GitHub Actions / SonarQube)
  • Secure Coding Training(社内研修の実施)
  • フロントエンド / バックエンドのバリデーション統一(Zod / io-ts)
  • シークレットキーの適切な管理方法の指導(dotenv / AWS Secrets Manager)
  • コードのロギングポリシー策定(機密データのログ出力防止)
  • NPM パッケージのバージョン管理ルールの設定
  • セキュアなデプロイ戦略の定義(Infrastructure as Code, CI/CD)
  • コードの権限管理(GitHub, GitLab の適切な権限設定)
  • テストの自動化戦略の導入(セキュリティテストの継続的実施)

メリット

  • コードのセキュリティ品質を向上し、バグを未然に防ぐ
  • チーム内での開発ルールを統一し、属人化を防止
  • セキュリティインシデントの発生を防ぎ、対応コストを削減

ビジネスインパクト

  • セキュリティバグ発生率を 70%以上 削減
  • コードレビュー時間を 30% 短縮
  • インシデント対応コストを 50% 削減

JWT 認証の安全な実装支援

JWT(JSON Web Token)を使った認証を より安全に、より管理しやすく するための支援を行います。
Auth.js、Amazon Cognitoなどの認証ツールを活用し、セキュアで拡張性の高い認証フロー を構築します。

具体的な支援内容

  • JWT の適切な有効期限の設定(短すぎず長すぎない)
  • リフレッシュトークンの適切な管理(ブラックリスト化対応)
  • httpOnly クッキーを利用した JWT の保管
  • OAuth 2.0 / OpenID Connect の実装
  • Auth.js / Amazon Cognito の適用(Google, GitHub 認証の導入)
  • 2要素認証(2FA)の導入(TOTP / WebAuthn)
  • パスワードレス認証(Magic Link, WebAuthn)対応
  • ログイン試行回数の制限(ブルートフォース攻撃対策)
  • セッション管理の最適化(Active Sessions の可視化)
  • シングルサインオン(SSO)の適用(Okta / Auth0 連携)

メリット

  • 認証機能を安全に実装し、開発工数を削減
  • 不正アクセスのリスクを低減し、ユーザーの安全性を向上
  • ユーザーのログイン体験を向上し、離脱率を低減

ビジネスインパクト

  • 認証関連の開発工数を 50% 削減
  • SSO導入によりユーザーのログイン成功率が 15% 向上

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セキュリティテストの導入支援

脆弱性スキャンやペネトレーションテストを自動化し、開発プロセスの中でセキュリティを確保します。
ZAPやBurp Suiteを活用し、アプリのリリース前にセキュリティリスクを発見・修正できる環境を整えます。

具体的な支援内容

  • 静的解析

    • SonarQube / Semgrep / CodeQL を活用したコードの静的解析
    • CI/CD に組み込んで PR 作成時に自動でセキュリティチェックを実施
    • Webアプリケーションの脆弱性(SQLi, XSS, SSRF など)の検出
    • eslint-plugin-security などのツールを導入し、セキュアコーディングのルールを適用
  • 動的解析

    • OWASP ZAP / Burp Suite を用いた API・Webアプリの動的スキャン
    • クロールを活用して自動的に脆弱性を検出し、報告書を作成
    • CI/CD に統合し、リリース前に本番環境に影響を与えない形で検査
    • セッション管理の問題(JWTの不適切な運用、CSRF など)を特定
  • ファジングテスト

    • AFL / LibFuzzer などを利用して、予期しない入力によるクラッシュを検出
    • API エンドポイントや Web フォームの異常値ハンドリングをテスト
    • GraphQL API のリクエストに対する耐性チェック(無効なクエリ、リソース枯渇攻撃対策)

メリット

  • コードレベル・実行レベルの両面から脆弱性を検出できる
  • 手動でのセキュリティチェックを減らし、開発スピードを維持しながら安全性を向上
  • 既存の CI/CD パイプラインに統合可能で、開発フローを崩さずに運用できる

ビジネスインパクト

  • リリース前の脆弱性検出率 85% 向上(SAST + DAST の組み合わせ)
  • セキュリティ診断の工数を 60% 削減
  • 運用後のセキュリティインシデント発生率 70% 低減

社内開発者向けのセキュリティ研修

開発チーム全体のセキュリティ意識を向上させるため、実践的なセキュリティ研修を提供します。
ハンズオン形式のトレーニングや勉強会を通じて、日常の開発で役立つセキュリティ対策を学べる環境を整えます。

具体的な支援内容

  • Webアプリ開発者向けのセキュリティ基礎講座

    • SQLインジェクション・XSS・CSRF などの攻撃手法と対策
    • 認証・認可の適切な実装方法(OAuth, JWT, SAML など)
    • OWASP Top 10 に沿った実践的なセキュリティリスクの解説
  • ハンズオン形式の攻撃・防御演習

    • 実際の脆弱性を含む環境(DVWA, WebGoat など)を使って攻撃手法を体験
    • 「攻撃者の視点を理解する」ことで、防御の重要性を学ぶ
    • CI/CD パイプラインのセキュリティ強化演習
  • セキュリティツールの活用トレーニング

    • Snyk / Dependabot を使った依存パッケージの脆弱性管理
    • OWASP ZAP を利用した Web アプリのセキュリティスキャン
    • GraphQL API のセキュリティテスト方法(Introspection 禁止、Rate Limit 設定 など)
  • セキュリティポリシー策定支援

    • 「最低限これだけは守るべき」チェックリストの作成
    • アクセス権限管理のルール定義(RBAC / ABAC の適用)
    • セキュリティインシデント対応フローの構築

メリット

  • 開発者のセキュリティ意識が向上し、プロダクトの安全性が高まる
  • 企業のセキュリティポリシーを標準化し、属人化を防止
  • 外部監査やペネトレーションテストのコスト削減につながる

ビジネスインパクト

  • 開発者のセキュリティリテラシー向上率 80%(研修後のテストスコア改善)
  • 事前対策によるセキュリティインシデント発生率 60% 減少
  • 外部セキュリティ監査のコストを 50% 削減

脆弱性対策

Webアプリケーションの 代表的な脆弱性(SQLインジェクション, XSS, CSRF など)を未然に防ぐための支援を行います。
開発チームが実装しやすいように、ツールの導入・設定、セキュアコーディングのガイドライン策定 までサポートします。

具体的な支援内容

  • CSRF トークンの導入(SameSite 属性の適切な設定)
  • XSS 対策として DOMPurify や helmet の導入
  • SQL Injection を防ぐための ORM (Prisma, TypeORM) の適用
  • 入力バリデーション(Zod / Yup を利用)
  • HTTP セキュリティヘッダー(Content Security Policy)の設定
  • クッキーの Secure / HttpOnly 属性設定
  • クライアントとサーバー間の通信を HTTPS へ統一
  • エラーメッセージの適切な制御(詳細情報を開示しない)
  • ログの適切な管理(機密情報を含まないようにフィルタリング)
  • セキュリティスキャンツール(OWASP ZAP, SonarQube)の導入

メリット

  • 重大な脆弱性を未然に防ぎ、攻撃リスクを大幅に低減
  • セキュリティのベストプラクティスを導入し、開発者の負担を軽減
  • 法令・規制(GDPR, ISO 27001)への準拠を促進

ビジネスインパクト

  • 開発コストの削減(脆弱性対応コストを 30% 以上削減)

さいごに

このように、「セキュリティ対策をしながら開発スピードを落とさない」ための実践的なサポートを提供しています。
他にも API のアクセス制御強化、セキュリティテストの導入、開発者向け研修 など、多岐にわたるサポートが可能です。

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