支援実績

2023/04/11に公開

安全にデリバリできる環境の構築

不安定だったリリースフローや運用を改善し、安心してデプロイできる環境を整備してきました。テスト自動化、セキュリティチェック、監視基盤を導入・改善することで、チームが自信を持ってリリースできる体制を支援してきました。

テスト自動化

手動確認に頼っていた環境に、Go/TypeScriptでのユニットテスト・統合テストを導入しました。CI上で常にテストが回る仕組みを整備したことで、リリース前に発生していた確認漏れやリグレッションの混入といった人為的な不具合を削減しました。

関連ブログ

https://shinagawa-web.com/blogs/test-automation-enhancement

セキュリティ

依存ライブラリやSecretsの管理に加え、IAM設計や通信暗号化、ネットワーク分離などインフラ面も含めてセキュアな状態を維持できる仕組みを整備しました。

関連ブログ

https://shinagawa-web.com/blogs/api-access-control-strengthening

https://shinagawa-web.com/blogs/dependency-package-security-audit

https://shinagawa-web.com/blogs/infrastructure-security-enhancement

https://shinagawa-web.com/blogs/web-application-vulnerability-support

監視設計

監視が不十分だった環境に、ログ収集やメトリクス可視化、アラートルールを追加。サービスの「正常な状態」を定義し、それを監視する仕組みを構築することで、障害発生時もチーム全体で対応できる運用体制を実現しました。

パフォーマンス改善

ユーザー影響が出る前に、システムの遅延や処理負荷を取り除きます。Goの並列処理、キャッシュ戦略、SQL最適化などを実際に導入し、現場の「遅い・重い」を具体的に解消してきました。

SQLチューニング

多くのシステムでDBがボトルネックとなります。実際のプロジェクトでは、スロークエリログの分析やクエリプランの検証、適切なインデックス設計を通じて数十倍のレスポンス改善を実現してきました。単なるクエリ修正ではなく、アプリとDBの両面からの最適化を行います。

キャッシュ

レスポンスが重く感じられるケースの多くはキャッシュ戦略の未整備に起因します。RedisやMemcached、CDNを利用し、アプリケーション特性に合わせて「何をキャッシュすべきか」を明確化。キャッシュヒット率を改善することで、不要なDB負荷を大幅に削減してきました。

関連ブログ

https://shinagawa-web.com/blogs/cache-strategy-optimization

非同期処理・キューイング

直列処理ではトラフィックが集中した際にすぐに限界に達します。ジョブキューやPub/Subを導入し、非同期化によってピーク時でも安定した処理を実現。これにより、突発的なアクセス増にも耐えられる構成を複数の現場で実現しました。

既存システムの分離・整理・改善

長く運用されてきたシステムは、機能追加のたびに複雑化していきます。私たちはその構造を整理し、不要な依存を取り除くことで、改善や拡張を行いやすい状態へ整備してきました。システム全体をシンプルにし、開発スピードと信頼性を両立させる取り組みを重ねてきました。

サービス分離

一つのシステムに詰め込まれた機能を適切な単位で切り出し、サービスごとに整理してきました。依存関係を減らし、開発チームごとに独立して動ける形を整備することで、改善や追加のスピードを向上させてきました。

関連ブログ

https://shinagawa-web.com/blogs/microservices-evaluation

コンテナ基盤の整備

コンテナを前提にした基盤を構築し、開発環境から本番環境までの動作差を小さくしてきました。その結果、環境構築の手間を減らすとともに、リリースの安定性を高める基盤を提供してきました。

認証・監視・CI/CDの標準化

プロジェクトごとにばらついていた認証、監視、テスト・デプロイの仕組みを標準化してきました。共通の土台を整えることで、運用負荷を下げ、開発チームが本来の開発業務に集中できる体制を実現してきました。

関連ブログ

https://shinagawa-web.com/blogs/ci-cd-optimization