WordPressからmicroCMS + Next.jsに移行しコスト削減
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2024/07/12に公開
2024/09/18
はじめに
住宅建築に関する部品を紹介するWebサービスを運営する中で、レンタルサーバー上のWordPressのパフォーマンスに課題がありました。サーバースペックを増強してもレスポンスが改善されず、コストが増大していました。そこで、Next.jsのStatic Site Generation(SSG)を活用し、高速なページ表示とサーバー負荷の軽減を実現しつつ、microCMSを採用することで管理業務の負荷も削減しました。本記事では、その移行プロセスについて紹介します。
導入前の課題
移行前の環境では以下のような課題がありました。
- WordPressの管理画面の動作が遅く、部品登録の作業効率が悪い
- レスポンス改善のためサーバースペックを増強しても効果が限定的
- 運用コストが増大しており、長期的な負担が懸念
支援内容
弊社では、以下のような移行プロセスを実施しました。
1. 技術選定
- フレームワークの選定: 高速化とメンテナンス性を考慮し、Next.jsを採用
- インフラの選定: 運用コストやパフォーマンスを踏まえ、最終的にAWSに決定
2. Next.js + microCMS への移行
- Next.jsの導入: Static Site Generation(SSG)を活用し、静的ファイルを生成することでページの読み込み速度を大幅に向上
- microCMSの採用: WordPressの管理画面に比べ直感的なUIを提供し、部品登録の負荷を軽減
- APIベースのデータ取得: 必要なデータのみを取得し、動的な部分も最小限の負荷で運用可能に
3. パフォーマンス最適化とコスト削減
- サーバーレス構成: サーバー不要のSSGにより、インフラコストを大幅削減
- CDN活用: 生成した静的ファイルをCDNにキャッシュし、高速なレスポンスを実現
- 運用負荷の低減: microCMSの導入により、管理業務を効率化し、編集作業をスムーズに
Next.js + microCMSの導入メリット
1. 高速なページ表示
Next.jsのSSGを活用することで、事前に静的ファイルを生成し、レンダリング負荷を軽減しました。その結果、ページの表示速度が向上し、ユーザー体験が改善されました。
2. サーバーコストの大幅削減
WordPressのレンタルサーバーでは高スペックが必要でしたが、Next.jsに移行することで、静的サイトとしてホスティングが可能になり、月額費用を大幅に削減できました。
3. 管理画面の利便性向上
microCMSの導入により、部品登録の作業が簡単になり、運用の負荷が軽減されました。直感的なUIとAPI連携の柔軟性により、運営者の負担を大幅に減らすことができました。
スケジュール・移行期間
- 1ヶ月目: 課題の整理、移行計画の策定
- 2〜3ヶ月目: Next.js + microCMSの導入、データ移行
- 4ヶ月目以降: 運用改善とパフォーマンス最適化
WordPressからNext.js + microCMSに移行することで、コスト削減とパフォーマンス向上を両立し、運用負荷も軽減することができました。今後も、さらなる最適化を進めていきます。
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